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― ばちかぶりもん制作日記 ―
的中率91%、泣かせ率80%
職業柄? のせいか、占い師・霊能力者といわれる方々との面識は決して少なくはないと常日頃自負している私、編集者K。

UFOを呼べるという触れ込みの霊能力者、東北のカリスマ祈祷師、呪詛返しのできる密教系修験者や尼さん、チャネリングするニューハーフ、除霊昇霊なんでもござれの気功師、予知力を使って稼ぐ大阪商人、アメリカのセレブ御用達ヒーラー……etc。思い出せば思い出すほどに、記憶の引き出しからは、忘れがたき人々の面影があとからあとから、こぼれてきます。

私自身には、まったくそういった能力はないです。けれど人生においてなぜか、そういった「見たり」「聞いたり」「わかったり」する方々とのご縁は、湧きいずる泉のごとく絶えることがないのであります。そして今回、またまた不思議な縁により、杏童さんとお知り合いになることができたのですが、まあ、今まで出会った人々の中でも、いろいろな意味においていちばん強烈なインパクトを持ったお方です。
なぜって……まず「顔」がすごく面白い。変。普通の人間の顔じゃない。まだ私の中でうまく言語化できていないのですが、造作が整っている整っていないという話ではなく、ハンサム、醜男という話ではなく、「常人の顔」じゃない。見れば見るほど、めったに拝めない珍しいお宝とか秘仏を拝見しているような気分なる、とにかく「珍しいお顔」。一種独特の強い気を放っている感じがします

それに次に……クライアントの泣かせ方がすごい。

何かの話をしていて、あるとき杏童さんが「占いに来る女性の方って、たいがい泣くものでしょ」と呟き、思わずのけぞったことがあります。

「えー!話の内容にもよるかもしれないけれど、今の女の人はそんなに簡単に泣かないですよー」

「だって、実際、僕のお客さんの八割は気持ちよーく涙を流していかれますよ」

「杏童さん、それが本当だとしたら……普通じゃないから、絶対」

「そうかなぁ。いつもそうなんで、女性とは占いで泣くものだと思っていた。毎日そんなふうだから、占い以外のシチュエーションで女性の涙を見ても、ぜーんぜんドキッとも動揺もしないんだよねー」

みなさん、どう思います?これ。

女だからって、そうそう簡単に占いといえど泣くわけないですよね?

たぶん、誰にも言えないでいたこと。秘密にしていたこと。杏童さんには、さくっと非常に具体的かつ簡潔に言い当てられてしまうので、瞬間的にぽろんと涙が思わず出てしまうんだと思います。悲しみがじょじょに盛り上がってきて泣く、というのと訳が違う。心の掛けがねが、杏童さんの言霊で一瞬にしてからんとはずれて、我知らずこぼれてしまう涙。とても強い意味をもった「浄化の涙」のような気がします。

そういうことのできる、言霊術と直感力をもった占い師は世界広しといえども、そうそういないんじゃないかなぁ。……というのが、編集者Kのこの3ヶ月の感想です。

直感力といえば、これまたすごい話を先日聞いてしまいました。

杏童さんはかつて、大井競馬場のレースで12レース中11レースを、初めての馬券買いで当てたことがあるそうです。ビギナーズラックという言葉があるように、中途半端に知らないほうがバクチ系は当たるものだといいますが、それにしても……。競馬の「け」の字も知らない人間が、11レースを的中させるなんて、もはや天文学的数字の確率であることは間違いないです。

この馬券買いをきっかけに、杏童さんは、いわゆる「くすぶり」イコール「ばちかぶり」の世界を初めて知ることになるのですが、くわしいエピソードは本編「ばちかぶりもん。」でご披露します。お楽しみに!

※「ばちかぶりもん。」は書店では購入できません。ご購入は↓から。
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コメントアイコン  「無題」
また、コメント入れさせて頂きます。どうもギャンブルの話には弱いもので。しかし先生すごいですね。12R中11R的中ですか。実は私も似たような経験があります。私は競馬をするときは大抵、日の出町の場外に行くのですがその日は5Rくらいから始めて転がしていったんです。転がすって分からないですよね。当たったお金を次のレースへ次のレースへ賭けていくんです。元手が2万くらいだったと思います。11Rが終わった時点で2000万くらいになり最終レース勝てば1億は超えるところでした。正直、少し悩みました。小心者ということもありますが、これで帰れば2000万手元に残る。でもすぐに思い直したのは先日コメントした「くすぶり」です。このお金を持って帰ればくすぶるなぁと何となくそのとき思ったんですね。閃きとか直感みたいなものです。12Rすべて賭けました。結果はハズレ。その夜の飲代、5万円残して・・・。でもハズレた時、ホッとしました。あれでもしも当たっていれば人生変わっていたでしょうね。また長々と書いてしまいました。すいませんでした。
from 隣のトトロ 2007/04/06 13:19  | 修正 | 一番上へ↑
コメントアイコン  「コメントありがとうございます……」
トトロさま。
2000万円を一瞬にしてすって、ほっとする……。いやいやほんとうに、人間の器の巨大なるでかさを感じます。私でしたら、一生涯あそこでやめときゃよかったと悔やみ続けることでしょう。まあ、またそこで悔やむような人間には、2000万をバクチであてる才覚も運も永遠に獲得できないのかもしれませんが……。
でも、杏童さんやトトロさんの博打話を聞いているうちに、なんだかすごく競馬に興味が出てきました。お金儲けというより、直感力訓練としてすごく面白い素材なのかも、と感じている今日この頃です。
from 赤ペン小僧K 2007/04/09 21:49  | 修正 | 一番上へ↑
コメントアイコン  「くすぶり=ばちかぶり?」
ピンと来ませんが、本を読めばきっと納得するのでしょうね。
確かめたい事が沢山有って、本が待ち遠しい今日この頃です。。。
from non 2007/04/11 15:25  | 修正 | 一番上へ↑
コメントアイコン  「コメントありがとうございます……」
「くすぶり」とは、どうしようもなくツキ&運から見放され続けている人のこと。しかもそれを他人にも強力に伝染させるので、特にバクチ業界では恐れられています。つまり、「ばちがあたった」ような運の悪い状態が続き、あたるどころかもはや、ばちの雨を常時「かぶっている(あびている)」レベルに突入している人間のことを、杏童さんは「ばちかぶりもん」と表現しています。
詳しくは「ばちかぶりもん制作日記」の一回目をご覧くださいまし……。
また、いろいろな疑問がありましたら、どうぞコメントでどしどし質問なさってください。
杏童さんにわかりやすく解説していただきますので!
from 赤ペン小僧K 2007/04/11 21:43  | 修正 | 一番上へ↑


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